寝る姿勢や枕の高さであなたの健康が変わる

2018/06/17

From:江黒 亮介

 

 

寝る姿勢であなたの健康が変わる。

 

そんな恐ろしいことがあるってご存知でしたか??

 

最近はテレビなどでも

姿勢を取り上げることが増えましたから、

 

もしかしたらあなたには

その知識があったかもしれませんね。

 

知っていたとしても

もう一度見直しておきましょう。

 

なぜなら

 

介護予防を考えるときに、

意外と大切なことだからです。

寝る姿勢が悪いと姿勢が歪む

 

これはイメージがつくと思います。

 

ではどんな姿勢がいいのか。

各姿勢ごとにまとめてみたいと思います。

 

仰向けの時の注意点

 

仰向けで寝たときは

アゴが軽く引けているくらいの

高さが好ましいです。

 

逆にこれより低くなると、

頚椎が反りすぎて

変形性頚椎症の原因ともなります。

 

さらに高くなりすぎると

今度はストレートネックや

猫背の原因になります。

 

正しい高さを意識しましょう。

ポイントはアゴの位置です。

 

いい姿勢の時のアゴの位置になるように

枕を調整してください。

 

まずはそこから始めましょう。

 

そして、仰向けにはさらに2つほど注意点があります。

 

どんな注意点かというと、

股関節が硬くなってくると、背骨が反りすぎてしまい、

腰痛の原因となることがあります。

 

股関節の前面が十分に柔らかければ、

まだそんなに負担にはなりませんが、

年々、股関節の前面は硬くなってきます。

 

ですから、仰向けで寝ていると腰が痛くなる。

そんなことが生じてきやすいです。

 

その時はどうしたらいいのか?

お膝の下にタオルを入れてみてください。

 

そうすると、腰の反りが緩やかになって

痛みなく寝ることができるようになります。

 

同様に、膝が悪い人も

お膝の下にタオルなどを置くといいでしょう。

 

腰・膝が悪い人は参考にしてみてくださいね!

 

横向きの時の注意点

 

横向きの時は

何に気をつければいいのでしょうか?

 

横向きの時は、

首の骨が背中の骨とまっすぐになるように

枕の高さを調整してください。

 

高すぎても

低すぎても背骨や首の骨に

負担がかかる姿勢になります。

 

それが長い習慣になると、

変形や関節症の原因ともなりうります。

 

そしてもう一つの注意点。

 

ずっと同じ向きで寝ないこと。

時々は反対向きで寝てみてください。

 

なぜだと思いますか??

 

横になって寝ていただくと

わかると思いますが、

綺麗に真横に寝ているわけではありません。

 

多くの場合、右向きで寝ているとしたら、

左足は体の前に出ています。

 

そうすると、左の骨盤は後傾します。

言い方を変えると、骨盤が寝てしまいます。

 

そして右の骨盤は前傾します。

言い方を変えると、骨盤が立った状態になります。

 

そうするとどうなるのでしょうか?

 

右足が比較的長くなり、

左足が比較的短くなります。

 

よくズボンの長さが左右違うと言う人がいます。

 

それは寝る姿勢の影響を受けている。

そんな人もいらっしゃいますね!

 

骨盤の傾きによって、

足の長さが相対的に変わったとしたら、

それを補正するために背骨も歪みます。

 

そのまま歩けば、いろんなところが痛くなってきます。

 

だから、ぜひいろんな方向で寝てみてください。

 

うつ伏せで寝る

 

正直、オススメできません。

 

急性の呼吸不全などで

この姿勢を取るケースもありますが、

 

基本的には、頭は真横を向きますし、

首の負担が強すぎてしまいます。

 

もちろん枕は使わないほうがいいです。

 

枕を使った時点で、反りすぎてしまいます。

 

参考までに載せましたが、

あまりオススメできるものではないと

言うことをご理解いただけたらと思います。

 

介護予防にはいい姿勢が大切。

 

介護にならないため、介護予防のためには、

いい姿勢が必要です。

 

介護予防リハビリには

大きく分けて3つの段階があります。

 

それは、

1、形を作る(いい姿勢を作る)

2、力をつける(筋肉を鍛える)

3、動きを作る

 

この3つのアプローチをしています。

 

ただし、はじめの形がそもそも大きく崩れていたら、

いくら最高水準のリハビリを駆使しても、

その成果には限りがあります。

 

もちろん、どんなに変形していても、

リハビリの効果はあります。

 

ですが、やはり綺麗にいい姿勢(形)が取れるほうが

力も動きも取り戻しやすいことは否定できません。

 

ですから、比較的早い段階から

寝方について見直してみてください。

 

早いに越したことはありませんが、

一定の基準を示すとすれば、

 

私は介護予防に取り組みはじめる

年齢の基準を40歳に設定しています。

 

なぜ40歳なのか。

それは下腿三頭筋の筋力低下と

加齢性歩行が少しずつ、

隠れて始まってくるのが40歳だからです。

 

40歳をすぎたら、しっかり寝る姿勢も見直しましょう。

 

寝る姿勢によって睡眠も変わる

 

寝る姿勢によって、睡眠も変わります。

 

とくに、眠れない、寝付けない。

そんな症状も高齢になると出やすいものです。

 

身体に負担にならない姿勢で寝ることで、

余分な力を抜くことができます。

 

1日の疲れも抜けやすくなりますし、

力が抜ければ寝つきもよくなりやすいです。

 

よく筋肉弛緩法などを用いると、

不眠の方でもよく寝れますね。

 

それと同じです。

 

睡眠については、また後日触れていきたいと思います。

 

それもとても大切なことですから

 

 

まとめ

 

今日はいい姿勢を保つためには、

寝る姿勢も見直そう。

 

そんなお話をしました。

 

リラックスして寝るのが一番です。

 

ですが、それが枕の選択や

正しい姿勢の知識がないまま

とりあえず寝ているだけでは

もったいないし、それが原因でかえって

身体を痛めてしまったら元も子もありません。

 

この記事が参考になれば幸いです。

 

 

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