腰痛予防に腹筋を勧められる本当の理由
腰痛予防に腹筋を勧められる本当の理由
【目次】
From:江黒亮介
オフィスの片隅にて
なんで、腰がイタイのに、腹筋なの??
「腹筋を鍛えてください。」
腰痛でお医者さんにかかった方は、言われたことがあるかもしれません。
「なぜ腹筋を鍛えたら、腰痛が軽くなるの??」
「腰がイタイのに、なんで??」
そんな質問をよく受けます^^
今日は、その理由をお話ししたいと思います。
カラダの作りからお話しさせていただきますね^^
まずは、体の中心部。
お腹から、背中にかけての構造についてです。。
骨の構造を考えてみましょう。
・背面に、背骨がありますね。
・側面から正面にかけて、肋骨がありますね。
・腹部には、何もありませんね。
あれ??
お腹が空洞ですよ〜〜^^
骨だけで立ったら、前屈してしまいます。
そう、お腹の力がないと、前屈してしまうのです^^
背筋だけで、姿勢を保たなければならなくて、腰痛になってしまいます。
背筋ばかりで姿勢を保とうとすると、筋筋膜性腰痛症候群になります。
舌かみそうな名前ですね^^
筋筋膜性腰痛は、その名前の通り、筋肉の痛みが生じます。
でも、これがややこしいことに、かなり痛いのです。
刺すような痛みが生じたり、熱感を伴ったりします。
強烈な痛みなので、すごく重病と思い、お医者さんにかけこみます。
でも、レントゲンでは出ないのです。
せいぜい、背骨がまっすぐになっているからでしょう。
と言われて終わってしまいます。
そして、「腹筋を鍛えましょう。」と言われます。
そして痛み止めと湿布をもらって帰ってきます。
でも、お医者さんがこの時点でできることは確かにこれくらいかもしれません。
「腹筋を鍛えましょう」
とお医者さんが言ったことは、確かに真実なのです。
ちなみに、その模式図を描いてみました。
専門用語としては、腹腔内圧理論とか言ったります。
ねっ、いろいろな筋肉たちが、頑張ってカラダを支えています^^
この理論も、日々進歩しています。今日は簡単に。。。
ちなみに、この筋筋膜性腰痛症候群だけで、強烈な痛みがでます。
よく、ちまたの講習会とかで、治らなかった腰痛が一発で治った!!
なんて、言っているのは、この筋筋膜性腰痛症候群であることがほとんどです^^
ただ、この状態を長く続けると、症状は、次のステージに上がってしまいます。
どんなステージかというと、背筋だけで、支えられなくなってきます。
そして、背骨が変形を起こしてきます。
背骨が変形を起こして、徐々に、腰部脊柱管狭窄症というものになってきます。
この状態になると、腰痛も強いけれど、足の痛みがでたり、しびれたり、他の症状が増えてきます。
同時に生じたり、別に生じたりしますが、椎間板ヘルニアも起きやすくなりますね。
それでは、どうしたらいいかというと、、、
腰痛予防にオススメの2つの腹筋運動
正直、こだわると色々あります。
また、実際のリハビリでは、症状によって変化もつけています。
ですが、ここでは誰でも安全にできる、予防的な体操をご案内していきますね^^
【座って行う腹筋運動】
一つ目は座ってできる腹筋運動をご案内していきますね^^
下の画像をみながら行なっていきます。
用意するものは、タオルと椅子です。
①タオルを丸めます。
②背中の反っているところに入れましょう。
③タオルを押しつぶすように力を入れます。
④この時に、お腹をへこませるとより良いでしょう。
⑤20回程度繰り返します。
【寝ておこなう腹筋運動】
次は、寝ておこなう腹筋運動です。
よく見るような腹筋運動ですが、腰痛予防にはちょっとしたコツがあります。
① 頭を両手で支えましょう。
② おへそを覗くように、体を丸めます
③ その時に、お腹を凹ますようにすると、なお良いです。
④ 肩甲骨が持ち上がるくらいまで上がれば大丈夫!!
⑤ 20回くらいを目安に行いましょう。
株式会社 保歩笑
http://hohoemi-1030.com/
住所:〒167-0051 東京都杉並区荻窪5-15-22
HOLD 荻窪ビル4階
TEL:03-6279-7083
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆